『ペイチェック 消された記憶』

予告編が一番面白い映画が増えてるけど、これもその一つかな。

「記憶を消す」とか「未来を予見する」という、現実にはないことをどうやってもっともらしく実現するかが映画の面白いところだと思うんだけど、そのへんには何のトリックもありません。

ベン・アフレックは「工作員ではなく単なる技術者」のはずなのに、『デアデビル』並みの超人的アクションをこなしてしまうのは、監督ジョン・ウーの性みたいなものだろうか。ユマ・サーマンがでてきた時点で、いつ日本刀を振り回し始めるんだろう(もち「Kill Bill」ね)という妙な期待感みたいのがあって、最後には「やっぱりね」になっちゃうし。

『エイリアンvsプレデター』とか『フレディvsジェイソン』はさすがに観る気がしないけど、これはある意味『デアデビルvsザ・ブライド』だね。何も考えず、ほとんど眠りながら観るにはいい映画。☆☆。