i-MiEVに試乗レポート

Imiev

 i-MiEVに試乗してきました。

 とにかく静かで加速がすごい。三菱の担当者によれば,iの2倍だか3倍のトルクがでるように設定してあるそうです。確かにうちのエアトレック(2.4L)と同じくらいのパワーを感じます。

 だから,すごい高級感。車体は軽のiと同じはずなのに。

 一方でハンドリングはiのきびきびした感じが残っていて,楽しく運転できそうです。

 三菱では一般ユーザー向けの販売も始めていて,管理・維持のためにリース形式での契約を進めてました。保証,車検,税金など,自動車保険以外はほぼカバーされた状態で,頭金100万円で月3万7千円ほど。RVRを同じような条件で計算してもらったらそれより一万円ほど安かったので,やはりまだまだ先物好きの贅沢品レベルの価格設定ですね。もちろん,初代プリウスがそうだったように,会社としては儲けなし(もしかしたら採算切っての)初期投資なんだとは思いますが。

 充電満タンで航続距離は100kmくらい。フル充電は家庭で13時間。確かに遠出しない限り,十分なスペック。月に何回か,あるいは年に何回かの遠出をどうするか,これもパッケージにして売れないものですかね? たとえば,うちの場合なら,エアトレックi-MiEVを「交換」する形の契約にしてもらい,エアトレックは三菱の方でカーシェアとかに使ってもらい,自分も遠出のときにはそれを安価で貸してもらえるとか。

 自家用車(ガソリン)とカーシェア車(EV)を,置き場所,役割ともに交換する形態...うまくいかないか。

 電池の性能だけじゃなく,モーターやインバーターの性能も確実に向上するだろうから,おそらくあと5-10年もすれば世の中EVだらけになるんじゃないでしょうか。

 未来を感じる試乗でした。

 「走っているのは,次の100年です」(三菱自動車