公務員に農業を

そうだ! 役人に農業をやってもらばいいんじゃない?

この時期になると決まって、公務員のボーナスについて批判的なニュースが流れる。

官の仕事は確かに無駄が多いと思う。そして民間とは違って、大胆な改革を実行するための動機付けもなければ(つぶれないから)、方法論もない(どうすればいいか分からないから)。

なかでも一番問題なのは、そもそも公務員を仕事に選ぶ人たちには「安定志向」の人が多いこと。

何か新しいことにチャレンジしたり、自分の力を試したり、ちょっとリスクがあってもリターンが大きそうな選択肢を選んだり.... そういう人はそもそも公務員を志望しません。

上から言われたことを確実にこなす。これまでやってきたことを踏襲する。しかもそれにストレスを感じない。そういう人たちが多いわけです。

となれば、食料自給率の低さが大きな問題となっている日本です(40%以下らしい)。国をあげて(つまり税金を投入して)農業を保護してきたのに、農業を営む人は減り続けています。自由貿易協定(FTA)が締結されれば、この傾向はさらに進むことでしょう。

だから、いっそのこと公務員に農業をお願いすればいいんじゃない? 使わない箱物施設を作ったり、作ってしまった施設を管理させるくらいなら、○○県立□□農園みたいのを作って、どんどん「生産」してもらう。

公務員の何が問題かって、給与・ボーナス払っても、それに見合う成果を上げていないことでしょ。同じ給料払うなら、書類を右から左に回していくような仕事じゃなくて、成果がはっきり出る第一次産業に従事してもらえばいい。

放置されてしまっている田畑を日本中から集めると、栃木県だか茨城県と同じくらいの面積になるらしいから、それを有効利用してもらって、食料自給率を一挙に100%まで持っていく。そんな仕事をしてもらるなら、公務員にボーナス払うことに文句言う人も少なくなると思うんだよね。

いかがでしょうか?