中央アルプス:木曽駒ヶ岳(2010年4月10日〜11日)
一年ぶりの雪山。しかも去年の夏に病気してから初めての山行。ロープウェイで一挙に標高を稼げるのは楽だけど、いきなり千畳敷の登攀開始となるのはさすがにタフだった。
ときにザクザクした、ときに凍った固めの急斜面。気温が高く、アイスバーンになっていなかったのは幸運。
それでも滑落の恐怖感が先立って一歩一歩慎重になり、またたくまにスローダウン。落ちるより遅い方が100倍いいけど、脚に無駄に力が入っているのが自分でもよくわかる。斜めに向いて登る勇気が持てず、ずっと正体でアイゼンを逆ハの字にして登る。足首あたりがだんだんしびれてくる。
ようやく登りきったときにはホッとした。生き返った気持ち。
木曽駒ヶ岳の頂上に立った頃には晴天で、360度の展望。最高です。
だけど、その天気も急変。あっという間にガスってしまい、宝剣岳を乗り越えて縦走する予定をあきらめ、宝剣山荘付近にテントをはった。
翌日は早々に下山してこまくさの湯で汗を流してから帰宅。下りもアイゼンの足回りを信用できず、ぐだぐだ。
要訓練を再認識し山行でした。
ちゃんとした山行記録(by こばやしさん)は会のブログで。